そのままでいいじゃない

-三国志と小説と中国古典のブログ-

三国志のどこを楽しんでいる?

 一口に「三国志ファン」と言っても、いろんな楽しみ方をしている人がいますね。
好きな人物や好きな勢力があって、その人物や勢力のことを調べたり考えたりするのが楽しいという人は多いと思います。
その変化球として、好きな人物を登場させた二次創作の作品を作って楽しむ人も多いですね。
逆に、虚構のイメージをそぎ落として歴史上の出来事の実態に迫っていくことを楽しむ人も多いと思います。

私は三国志の「受容」に興味があります。
三国時代の実際の出来事がどのように歴史書に記述されていったか、歴史書や口伝がどのようにお話として発展していったか。
三国志の人物でどの人が特別好きだとか、どの勢力が好きだとかいうことはあまりなくて、人々がどのように解釈してきたかということに興味があります。

なので、もし誰かが歴史上のある人物のことを不当に悪く言っているように見える時でも「あの人物をこういうふうに評価するなんて許せない!」という怒りを覚えることはなくて、「この人はどうしてこういう評価に至ったのかな?」という背景に興味を覚えます。

いろんな人が自由に三国志を楽しんでいる姿を見るのが楽しいです。
私は三国志のファンであるというよりは、三国志ファンのファンなのかもしれません。